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田辺さん、大丈夫かな…。
桜子の後姿を心配そうに見送ったのち、門馬は、桜子が持っていったのは「Sさんの証言」とあと何だろうとファイルをチエックしながら考えていた。
「鶏泥棒の話」か…?

蘭太郎と桜子は幼馴染だという噂もあるのだが。本人たちはそんな素振りは微塵も感じさせず、単なるクラスメイトとして付き合っている。
同じ日、登校時と下校時と時間差はあるが、二人が目を赤くはらしていたのは偶然ではないと、瞬く間に学校中に噂が広まった。
「あの二人、何かあったのかしら。喧嘩でもしたのかしら」
「えっ、何言ってんの? 逆よ逆」
「ということは、つまり…」
「そういうこと」
「そういうことって…」
「何言ってんの、あんたたち…!」
「そうよ。蘭太郎君は、このごろ門馬君と仲がいいでしょう」
「えっ? そっち?」
「私たちの蘭太郎君は、さらなる高みを目指して、ついに」
「ついに…?」
「学問に目覚めたのよ」
全員、深く同意し、安どのため息を洩らしたのだった。

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