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「じゃあ、何で蘭太郎君の目が赤かったの?」
「だから徹夜で勉強したのよ」
「睡眠不足は、お肌の大敵なのに…」
「許せないわ。日本史の小早川先生…!」
「そういえば、鉄の女ともいわれる桜子は、何で泣いてたんだろう」
「えーと、(何だか何にも解決していないような)」
「うーん」
ちょうどその時、近くを守月葵が通りかかった。
その場にいた、全員の目がきらりと光った。
「あ、葵なら絶対に何か知ってるわ」
「おーい」
「やめなさいよ。呼ぶと逃げていくわよ。ほら、後ずさりしてる」
「あの子、見かけによらず、カンが鋭いんだから」
「ふふふ、私に任せなさい」
「あおちゃーん、『ミミズクの恩返し』って知ってる?」
「知ってるー、知ってるー」葵が満面の笑顔で駆けてきた。

カラパイア 不思議と謎の大冒険
怪我したミミズクを保護したら、恩返しにネズミやヘビを狩ってきて家族に振舞うようになった。

「猫さん猫さん、フレッシュですよ」
みみずく
「さあ、どうぞ、お好きでしょ」

 南アフリカからのほのぼのニュース。怪我をして飛べなくなっていたミミズクを保護し、怪我の治療を続けていたら元気が戻り飛べるようになった。これは良かったと喜んでいたら、早速狩りにでかけ、ネズミやヘビを狩ってきては、家族である猫や他の鳥のみならず、飼い主に持ってきて「ほれ食え、やれ食え」と差し出すようになったという。気持ちはありがたいのだが、狩りたてフレッシュとは言え、食べ物の好みもあるわけで、困ったりうれしかったりもする一家だったのだそうだ。
 …ちなみにこのミミズクはワシミミズクで、4年前に保護し2ヶ月間怪我の治療を行い、その後旅立って言ったのだが、それ以降現在まで、ほぼ毎日のようにこのように家を訪ね、お食事を振舞っていくという。まさにミミズクの恩返し物語。

うわ、とか、キャーとか言いながら、それぞれが、それぞれのスマホを片手にサイトの中を探検しだした。
「これもすごいね。すさまじく危険な植物の話」
「世の中には、私たちの知らないこと、いっぱいあるんだね…」
「これは?」
 島根県にある松江フォーゲルパークのペンギン、さくらちゃんがどうやら飼育員のおにいさんに恋をしているようだという。おにいさんが走ればさくらちゃんも後を追って走る。止まれば止まると四六時中ピタっとはりついて離れないのだそうだ。
 そのほほえましい様子は海外ブログでも多く報道されていた。
 どこまでもおにいさんの後を追って走るさくらちゃん
 しっとりとなついてくれるさくらちゃんにおにいさんもうれしそう
と思いきや、実はそのペンギンちゃんが恋していたのは、その飼育員さんの白い長靴だった!!
「な、長靴?」
「切ないね」
「切ないよね」
「…青いヘリコプターに、命がけの恋をしている白鳥もいる」
「恋って何だろう…」
「どうしたの? 葵」
その時一同は、笑っていると思っていた葵が、涙を流していることに気がついた。
「…みんな楽しそうで、幸せだなあって思って」
葵はメガネを外すと、涙をきっぱりと拭った。
「私、桜子が何で泣いてたか知ってるよ。多分、蘭太郎君も同じ理由だ」
葵はそう言うと、制服のポケットからスマホを取り出した。
「答えは、この中にある」
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